1A1
流れる雲ながめ
どこまでゆくのか
問いかけてみるけど
無言（しじま）返るだけ

1B1
無味乾燥の
無頼（ごろつき）は喉鳴らす

1A'
ネズミがいても無頓着で

1S1
無我の境地
何も無い場所じっと見てるの
無垢で無邪気な瞳

1S2
有象無象に無関心な君は
無鉄砲そうだけど
ただ無器用


2A1
無気力　眠たげな仕種でも
夜はあの子に会いにゆく
出無精なのにね

2B1
月の下で無双する
無造作に

2A'
無類の君は天下無敵

2S1
無愛想に無視をしてても
たまに甘えてくるの
無花果（いちじく）はダメ

2S2
今日も名無しの君は
無表情のまま
流れてゆく雲
ながめている



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※全文ひらがな（「は」「へ」「を」は発音通りに表記）

1A1{4+5}.8.9.8
ながれる　くもながめ　どこまでゆくのか
といかけてみるけど　しじまかえるだけ

1B1{6+5}.5
むみかんその　ごろつきわ
のどならす

1A' 0.0.7.6
ねずみがいても　むとんちゃくで

1S1 {6+3}.7.{4+3}.7
むがのきょおち　なにも
ないばしょじいと
みてるの　むくで
むじゃきなひとみ

1S2 {12.4}.8.6
うぞおむぞおにむかんしん　なきみわ
むてえぽそだけど　ただぶきよお


2A1{4+5}.8.9.8
むきりょく　ねむたげな
しぐさでもよるわ
あのこにあいにゆく
でぶしょおなのにね

2B1{6+5}.5
つきのしたで　むそおする
むぞおさに

2A' 0.0.7.6
むるいのきみわ　てんかむてき

2S1 {6+3}.7.{4+3}.7
ぶあいそおに　むしお
しててもたまに
あまえて　くるの
いちじくわだめ

2S2 {12.4}.8.6
きょもななしのきみわむひょお　じょのまま
ながれてゆくくも　ながめている