長い悪夢にうなされたような
苦い目覚めに軋む体
霧が包んだ白い砂の上
嵐の余韻 思い出す記憶
彼は気付いた この島からもう
出てゆくことは出来ない事
霧が閉ざしたこの島はどこか
存在さえも幻のようで
この島では誰もが宿命を背負い生きている
ここで彼は何を見て どんな事を想うだろう?
手ぐすねひく悪夢は 緩やかに廻りだす
目覚めた時 彼にも運命が廻りはじめてた
いつか誰も忘れてく 存在さえ虚ろなまま
配られたカードを捲る 指先が震えてた
強い風が吹きつけて 予定された結末へと
流されてゆくだけだと 誰かの声 聞こえた
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