黒く光る円盤　針を落としたなら　
ゆっくりと回り出す目の前にあの頃が流れる
ノイズが混じるのも　きれいな音も全部私の音楽だから
聞きもらさないように大事に聴こう
どこかに行った大切だったもの　なくなった分今を愛せるように　

私だけのものの中は変わっていくものと
これからもずっと変わらないものであふれる
ありがとうとさよならの中で見つけたものだけは
掌から零れ落ちないように
手を離さないで
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
小さなオルゴールの　中に詰まってるのは　
叫びたいほど懐かしいあの日の思い出だけ
昔の宝物　今はガラクタでも　ちょっと大人の気分だった　　　　　
オモチャのネックレス照らされて光る
円盤は回ってく　大人になる　止まることなんて知らないで回る

季節が巡っていくたびに　想いは移ろって　
もう一度再生することもできないのに
あの日さよならっていった友達　私のいない音で　
あの子だけの音を刻んでゆっくり回して


円盤は回り続ける　中心に向かって　
回りながら音が終わりに近づいていく


今まで刻んできた音　もう戻れないんだ　知っているから　
ここまでの音を見ているんだ　
あの日の自分に出会って　音を示さなくてもきっと
君は歩いて行けるからもう迷わないように