呼吸
言葉は詰まったまま ここには影ひとつ
安心したいだけの
この関係は嘘ばかり
絡まった糸はこの手では
解けないままで
この夜が明ける頃には 私、ここに、いないから
柔らかな朝が来る頃には
君はひとりで大丈夫
心は止まったまま
私はここにひとり
過ぎた言葉たちは
そうだ、ここに置いていくね
それでもと縋った気持ちは
連れて行けないよ
白む空がいつかは
君を優しく包むから
深い青藍の空に
私はひとりでもいいから
暗く狭いこの部屋じゃ 息が詰まりそうになるでしょう
夜が明ける頃には
私はここにいないから
いつも君を傷つける 私はここにいないから
この夜が明けた頃には 君は一人で大丈夫
この私がいなくなっても
君は一人で大丈夫
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