彩声モラトリアム / off

蒼空_天つ空

燦々に光っていくんだ
音がするんだ笑っているようで
散々に「嫌」って言うんだ
耳元でずっと鳴り止まない

快晴を穿っていくんだ
先が見えるんだ煌めいているようで
背景に埋まっていないで
世界を揺らせ

そんな声だったんだ
溶けた藍の上を走っていくような
声だったんだ
未来観ばっかだ

こんな「もういいや」って
透けた哀の上で踊っているような
その空白は
君の言葉で埋めていけ

怒られないなら
責められないなら
んなわけないから
言えないから

本当の夢なんて書けなくても
「待っていた」
それ全部君のものだ

泣き腫らしたあの時に
手を離したあの時に
君の涙泳いだ音が
誰かに前を向かせているんだ

そんな声だったんだ
暮れた藍の下囁いているような
声が聞こえた
未来観ばっかだ
未来観ばっかでも

そんな声だったんだ
揺れたアイの音輝いているようだ
その空白は
君の言葉で埋めて生け