ロックンロールミュージアム

生まれつき手のない少年が、いじめられ、逃げ込んだのは夜の美術館だった。

以下歌詞になります。

曲がりくねった０時を指す時計の針　新月の夜
荘厳な扉開いたなら　そこは異世界エントランス
等身大ポートレイト　緑長髪の女の子
鉄色ベルが鳴り響く　パチリ目を開いて飛び出した

絵の中に隠していた　ピアノギタードラム出して
澄ましていた時間は終わり　さあみんな出ておいでよ
動き出す絵画　裸の彫刻さえも　おしゃれな服着てロビーへ
ロックンロール始めるぜ

常識やらルール　額縁に閉じ込められ
眺められるだけじゃ　つまらないじゃないの

だからこうして叫んで叫んで叫ぶ
響く声ただ寂しく　きっと
いつかはいつかはいつかは外へ
そんな願い　もう何年経っているの　この手伸ばす

さあみんな　Clap　Hands　
そうかあなた手が無いのね　
手が無いなら飛び跳ねなよ　とにかく騒いでいりゃいいの
誰もが笑って生きていけるこの世界は
そんなに苦しむあなたにはとっても合ってると思うけれど

そうだほんの少しだけ私と入れ替わらないか？
一日くらい入れ替わろう十分楽しいはずさ
遊園地よりも動物園よりも家よりも
誰にも何も言われずにさ　好きなだけ遊べるはずよ

この小さな世界　私だけの独壇場
もっと広い場所で　歌ってみたいから

だから私と踊って踊って踊ろう
時が経つこと忘れて
もっと笑って笑って笑って笑おう
そうすれば本当のこちらへ来れるから　楽しいでしょ？

生きるということ　死ぬということにも
捕らわれない　自由を手にして
さあ　おいで　もう少しで　決めるのはあなただから
さあ　さあ　早く！

曲がった時計が示す　日の出の時刻
緑の瞳が映す　苦しい今かそれとも楽しい絵空事？
鉄色のベルが鳴った。

二人が求め探したものはずっと同じ
自分のいるべき居場所だった
ロックンロールミュージアム　不思議な不思議な
時間はもう終わり　朝日差す扉　開いたのは　さあ誰だったのか。