雨に向かひて月を恋ひて

「そうだボクにはわかっていたんだ。」　あり余る味蕾
もうこれ以上この先の濁っている　「幸せで満ちやしない。」
アナタをフロッタージュにしたような　デブリのような
あぁよくあるお伽噺の中　「眠たいから放っておいてって！」

残念だ泥濘を喰らって　「目を覚まして。」
「本当は愛しているの。」　あかあかや三五月ほど丸くないさ
アジーテーター裸足で　裏路地に在した
盲愛の真っ只中な　枕元歪む明日の未来

「春を待つ月の夜は侘びしい？」　殊勝なことだ
なら他の感覚で表してて　「誤魔化すのが得意なら。」
タンブラーの水面に光るような　浄水飲ませた
また歌い狂ってデスクトップにて　「ギター掻き鳴らしてって！」

「安寧は無いな、曖昧だし。」　雨飲み込んで
記憶の中の心像の　返事宣う口元を綻ばせて
「頑張りが死んでもなお。」　だとかまぁ笑えないね
最愛を仇で示して　「翳りは月に見せるものじゃないわ！」

あぁ、残念だ泥濘を喰らって　「目を覚まして。」
「本当は愛しているの。」　あかあかや三五月ほど丸くないさ
アジーテーター裸足で　裏路地に在した
盲愛の真っ只中な　枕元歪む「明日の未来は？」

「安寧は無いな、曖昧だし。」　雨飲み込んで
記憶の中の心像の　返事を宣う口元を綻ばせて
「頑張りが死んでもなお。」　だとかまぁ笑えないね　
最愛を仇で示して　「翳りは月に見せるものじゃないわ！」

「そうだボクにはわかっていたんだ。」　あり余る味蕾
もうこれ以上この先の濁っている　「幸せで満ちやしない。」
アナタをフロッタージュにしたような　デブリのような
あぁよくあるお伽噺の中　「眠たいから放っておいてって！」