【巡音ルカ】　水面ノ華　【オリジナル】

紅く 蒼く 華と 水面と 夢幻の底への 舞い踊り とくと巡れ 君と私の唄


唄：巡音ルカ

作詞：苫璃さん

作曲：きーす７１


巡る巡る世界の中で　君と私だけの巡音(メロディ)を
蕾み咲かせ華散らすまで　空へと響かせてゆくの


桜が散る木々の日の中　私は君の背を探してく
頬を桃色に染める君　桃色の髪なびかせ駆ける
紅の瞳の中では　私はどう写っているの
蒼い瞳の中の君　眩しくも淡く輝いてく

黄色の日の中　シャボン玉は
高すぎて届かず　風吹き砕けて散るの

巡る巡る世界の中で　君と私だけの巡音(メロディ)を
蕾み咲かせ華散らすまで　空へと響かせてくの
炎のような紅(くれない)の華　水面(みなも)に写りまた赤くなる
蒼く深く音なびかせて　華を潤してゆくの


紅葉が散る木々の火の中　私は君の身を探してく
赤い世界赤い身体へ　桃色の髪なびかせ駆ける
紅の瞳の中には　私はもう写っていないの
蒼い頬の中にいる君　暗く黒い世界へ連れ出す

白い日の中で　君の身体
儚くも滲んで　地に染まって消えてくの

巡る巡る世界の中で　君と私だけの巡音(メロディ)を
蕾み咲かせ華散ってまだ　空へと轟かせてく
水面へ散る紅(くれない)の華　水をまとい深く沈んでく
赤く弱く音とどめかせ　水を赤く染めてゆく


こんな旋律を奏でてもなお　君は滲んで消えてしまうの?
その時私は叶わない現実から　目を背けてたと気づいたの


これは全て夢幻(むげん)なのだと　私はとっくにわかってたの
けれど、だけどこの心だけ　まだ君といたいと言う


巡る巡る世界の中で　君と私だけの巡音(メロディ)を
枯れて散って消えてまだなお　空へと響かせてくの
水面の華全て集めて　高く届かない空に舞うの
蒼く深く声響かせて　華と共に消えてゆくの

君の青へ飛ばしてゆく