女「あけましておめでとー!! 男君!!」

男「あぁ、おめでとな」

女「新年早々だよ!? テンションあげていこうよ!!」

男「この寒い中あがるかよ」

女「寒がりの私が頑張ってるのに……」

男「それこの人の山、いつから動いてないんだこれ?」

女「その分ずっと男君といれるね//」

男「おいおい、女はこのままでいいのかよ」

女「男君となら待てるよ」

男「そうかい」

女「初ちゅーする?」

男「どこの流れでそうなった」

女「2011年女はつっぱしるよ!!」

男「それも去年で言ってたな」

女「うぅ……」

男「それにお前は去年お参りの時、突っ走り過ぎてただろ」

女「あぁ……忘れてたのに……」

男「まさか願い事を口に出して言うとは思わなかった」

女「あうー……言わないでよぉ」

男「今年はやらないでくれよな」

女「任せて!! 今年の女は一味違うよ!!」

男「ほう……」

女「でも何か年明けたって気がしないよね」

男「そりゃさっきまでみかん食ってたからな」

女「それは男君も一緒じゃん。しかもずっと紅白見てたし」

男「なんだ? お笑い見たかったのか?」

女「私だけを見て欲しかったのに//」

男「なんかテンション高いな」

女「寒いから上げていかないと……」

男「カイロ使うか?」

女「うん!! ありがとう!!」

男「もうちょっと早く渡せばよかったな」

女「あったかあったか」

男「それは良かった」

女「やっぱりカイロいらない」

男「どうした?」

女「手、繋いでたいな」

男「……分かったよ」

女「えへへ//」

男「でも何だかんだで列は前に進んでるな」

女「今から何をお願いするか考えておかないと」

男「何だ、まだ考えてなかったのか」

女「男君はもう考えてるの?」

男「まぁな」

女「教えて!!」

男「言ったらご利益ないだろーが」

女「けち!! じゃあ私はあれにしようかな」

男「ん?」

女「子宝に恵まれますように//」

男「あほか」

女「だって赤ちゃん欲しい!!」

男「結婚してから、な?」

女「はぁい」

男「ある程度貯金がたまってからな」

女「……もしかして男君!!」

男「今度は何だ」

女「もうすでに隠し子がいるとか」

男「いねーよ」

女「良かったぁ」

男「ほら、もうすぐ来るぞ。五円玉あるか?」

女「ちゃんと9枚もってきたよ!!」

男「9枚?」

女「うん!! 男君と始終御縁(45円)がありますようにって意味で!!」

男「ほう。良く考えてるな」

女「えへへ// 前どこかの本で読んだんだ」

男「……というかそれ俺に願い事言ってないか?」

女「……あ!!」

男「やれやれ」

女「は……はめたなぁ男君!!」

男「お前が勝手に言いだしたんだろうが!!」

女「もう……。でもいっか」

男「ほう」

女「神様何かに負けないよっ。私達が会えたのは運命だもん」

男「……そうだな」

女「あ、私達の番だよ」

男「よし、お金入れるぞ」

男(今年も女が元気でいれますように)
女(今年も男君に不幸がありませんように)

fin

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

【SS】 28 初詣

ツンデレ男とひたむき女のほんわか話。
今回新年を迎えたということで男と女が向かったのは?

閲覧数:60

投稿日:2011/01/02 11:30:59

文字数:1,325文字

カテゴリ:その他

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