夜海 off vocal

TsubakiLate

褪せていくだけの
月明で満ちた夜の色
向かい側青が解けて黄色
「寂しかった」「触れてたかった」なんてさ
垢抜けない微熱を煽ぐ夜に沈む

ベランダに覗く街は霞む
街明かりに泣いたって誰も知らないから

夜海にただ手折る　コピペな愛で
朝が呷る　置いてかないで
笑ってしまうのは傷つきたくないから
乾く前に溺れるように
淡く故に惚ける脳裏
もう抱えきれないよ
移り気な夜海のせいで

夜が凪いでいる　やがて頬を撫でて俯く
周り見て繰り返した躁鬱
「染まらないで」「色褪せないで」
カーテンの隙間から溢れる夜に注げるだけ
覚えの無いまま腕の中解けるまで

4つ打ちにただ手折る　隘路な憂いを
指でなぞる愛の類を
笑ってしまうのは傷つきたくないから
乾く喉を刺すネグローニ
騙る夢に溺れぬように
いつまでも届かないメーデー