Awake. / 可不
譫言 溢せば
騒がしい ゆらゆら
いつかは 消えてく
耳鳴りみたい
微かなワルツ
滲んでく赤
いつかは 目覚めて
夢 色 溶けてく
酷く 歪む 残響
もがけば
そこは行き止まり
ああ、目の前の
深い森の中 彷徨う様に
人々は何処かに向かい
いつの間に
静かになった
繋いだ手に残る微熱が
騒がしい程に囁いた
今は意味も持たず
ただ揺蕩う様だ
深い森の中に隠した
誰かの記憶は
拾い集めても
声にならずに
風になったみたいだ
溢れた 言葉は
記憶 繋ぐ 玉響
目を閉じ 残像
静かに時を重ねた
ただ目の前の
深い霧の中に 落とされた
僕たちはいつの間にか
繋いだ手を
離してしまった
終わりも始まりも
失くして
闇雲に一人嘆いた
今は意思を持たず
ただ彷徨う様だ
深い霧の中でなくした
誰かの記憶は
拾い集めても
声にならずに
灰になったみたいだ
いつかは 目覚めて
静かに 消えてく
夕闇 誘い水
繋ぐのは誰?
優しく微笑む君は
あの頃の様に
僕を見つめて
痛い程に強く
僕を抱きしめた
『深い森の奥に潜んだ
誰かの姿は
いつの日か消えた
彼に似ていたみたいだ』
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