you're calling
平らな地球を歩く先生は
古代妄想が生んだ
「恥ずべき歴史」らしい
世界の枠を埋める四元素
楽園からこぼれた恋人
あなたは現実に ありもしない
別解を語る 机上の空論

ひとつ花が枯れるたび
因果や相関からあなたがいなくなっていく
嘘か本当か教えてよ 先生
僕は迷信が嫌いだ
根拠がないなら誰だって
信頼なんてしない

ねえねえ答えて ハイヤ先生
未来の天気だって読める街で
今 僕が死にたいわけはなんだ
溢れかえる数値やグラフに
僕らは 是非もよく知らずに
安心するだけの大衆的な機械になって
今日もあなたのいないデータを見ている

in boring
南極星を眺める先生は
箱庭の真実を知って
逆夢を占う
月の裏側のメトロポリス
見え透いた狂言のパンデミック　　
映画みたいな ありもしない
別解を探す 隠者の暴論

ひとつ花が枯れるたび
僕らは誰かを馬鹿にするのが得意になった
嘘か本当か教えてよ 先生
みんな迷信は嫌いだ
根拠があるならあなたを
侵害なんてしない

ねえねえ答えて ハイヤ先生
魔法の力だってバカバカしい今
僕が悲しいわけはなんだ
本当は神様の顔を知るはずだったのに
それすら「無い」と証明して
パラダイムで世界が完成していく

嘘も本当も聞かせてよ 先生
僕ら迷信の奴隷だ
根拠は僕がこの手で
触れて確かめるから

ねえ あなただって ハイヤ先生
科学を科学たらしめる歴史だ
僕らは同じ道を歩いている
いつか宇宙からも別解が消えて
正解と不正解だけが残っても
僕は大衆的な機械を置いて
きっとあなたのいないデータを見ている
あなたのいないデータを見ている