On the Moonbow-2mix ver.-

歌詞

寂しく澱む川はネオンに汚されている
橋をついてぼーっと私は水面（みなも）を眺めてる
手摺（てすり）にもたれかかりながら狭間（はざま）のギザギザに
割れた道端の欠片ポチャンと気ままに投げ入れる

ビルの隙間から吹き刺す空気
マフラーごしに伝わる冷気
明かりに灯されている溜息
直線状の明（めい）を得る
暗がりの高架下のペンキ
揺らめく街灯しぼんだ電気
止まることなく鳴り響くエンジン
Riding on the Moonbow

星のないこの夜にもしも虹が架かったならば
それに乗って君の街まで月明かりを届けに行くよ

私を月に連れてってとどこかで聞いたセリフを
空き缶浮く川に映った丸い光に投げ掛ける
近くて遠いようなその冷たい光を見ながら
雑踏の声を掻き消すように大きく手に息を吐いた

ポケットに入れたボロボロCandy
耳当てごしに伝わるMelody
色んな想いを乗せたTrain
曲線上で声（せい）を得る
背広を着たサンタのBaggage
紙袋に書かれたMessage
一人で歩く道はLonely
Riding on the Moonbow

星のないこの夜にもしも虹が架かったならば
それに乗って君の街まで月明かりを届けに行くよ

はーっと息を吹きかけると
ハートの底が苦しくなるの
的（まと）を射る例えは無いけど
満点の夜空でRiding on the Moonbow

星を掴むような話だけど
星のないこの夜にもしも虹が架かったならば
それに乗って君の街まで月明かりを届けに行くよ