こじらせ怪獣コジラ(inst)

BPM84

『こじらせ怪獣コジラ』

こじらせ怪獣コジラ　足を引きずってやってきた
膨れ上がった頭が　もう割れそうだ
こじらせ怪獣コジラ　人の形をしていたなら
哀れんでもらえたか？　そうされたいか？

肥大しきった自意識が
身体の皮を突き破って
逆さになった外側と内側

まあ、すぐに支障はないが
殻がないようなもんだから
限りなく、でかくなってしまった

そして「手遅れだ」って医者が言って　もう治らんと知ったって
今日だって　今日だって　今日だってまたこじらせる

病名なんてなくたって　どうすりゃいいかは知っている
満たされなくちゃ　満たされなくちゃ　満たされなくちゃ

今日も　こじらせ怪獣コジラ　何やら叫んでやってきた
過敏に張ったアンテナ　立派なもんだ
こじらせ怪獣コジラ　人の形をしていた頃
かまってなんかもらえなかった　今はどうだ？　今はどうだ？

誰もがみんな　素通りなんか出来ない
わからせるんだ　踏み潰せ
石を投げる子ども　銃を向ける大人
満たされなくちゃ　満たされぬ

こじらせ怪獣コジラ　ヒーローなんていないから
終われないって知ってた　それでもいいさ
こじらせ怪獣コジラ　人の生活をしていた頃
大切だった物とか　阿呆らしいな　阿呆らしいな

こじらせ怪獣コジラ　忌まわしき街へやってきた
あいつの家があった