踏み切りの音が響く 君がレールの先にいる
いつでも二人 笑い合っていた
君の隣が 私になった
触れる身体の 温もりが好き
他の人など 見えなくなって
全てが欲しかった 笑顔も愛情も
お揃いのマグカップ 買いにもいったよね
それからどうしたの 記憶を巻き戻す
気付けば夕の中 カンラリロ
踏み切りの音が響く あの日に二人は出会った
佇み顔が見えない 君がレールの先にいる
「いつかは二人 一緒になりましょ」
珈琲淹れた 私が言うと
俯いたまま 君は呟く
「別れてほしい 今日でさよならだ」
空気が淀みだす 頭でリピートする
お揃いのマグカップ 両手から落ちていく
涙が滲んできて 気付けばナイフ持って
か細く嘆いてた 「どうして」
踏み切りの音が響く あの日の二人を引き裂く
佇む君は微笑む 電車が全てを遮る
全てが欲しかった 笑顔も愛情も
お揃いのマグカップ 斑に変わってゆく
意識が薄れてく 赤色ナイフ見え
か細く嘆いてた 「どうしてなの」
意識が戻ると 真っ白な世界で
身体を伝う温もりが呼びかけてくる
踏み切りの音が響く あの日の二人が霞んで
佇む君は微笑む 隣の誰かも微笑む
踏み切りの音が消えて いつものように歩いてく
もうそこに私はいない さよなら…
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