【波音リツ】 No voice

曇天　行く先の見えない空
やっと見つけた青い夢
何度も考えて　また振り出しで
ああ　現実はまだ厳しいようです

透明な僕を揺るがしてね
今から　これから　そして
続きはまた後で　きっと
あの日のように笑えるから

もう辛い、辛いから
言葉のきこえるように
赤い、赤いあの音は
強く響いていたから
弱い、弱い僕を
叱りつけ意味を諭すようだ
全部嫌いなんだ　いままでの人生は

甘い蜜に溺れて霞んだ空
くりかえし陽は沈んでいく
明日から本気出す　今日もキミと
ああ　夢に逃げていくようで

不透明なキミを見つけたら
今すぐ、もうすぐ　そして
続いたのは酷い毎日で
あの日に　ねえ　戻りたいよ

もう痛い、痛いなんて
言葉が聞こえるほどに
長い、長いあの夜は
ずっと鳴っていたんだ
黒い、黒い影は寂しい僕の心のように
まだ暗いあの道を　照らしてくれたのは

「僕らは誰にも見つからず
深く深くふたりきりで落ちてゆく」
そんな眠りからもう覚まさないで

でも赤い、赤いような雨が
ずっと降り続いてるから
白い、白い夢は
錆びて見えなくなるのかな　今すぐ
青い、青い僕を
この声も遠ざかってく僕を
キミの甘い声で溶かしてください