照明の壊れた舞台にて／鏡音リン

tomeguと申します
大人になりきれない話です

■歌唱：鏡音リン
（Vocal：Kagamine Rin）

■サブボーカル：鏡音レン
（Sub Vocal：Kagamine Len）

■作詞作曲：tomegu
（Music&Words：tomegu）
https://twitter.com/tomegu_yurui

□歌詞

演じるしかないな　演じるしかないな
降りた先に生き場はないに今更気づいてさ
スポットの日々は疾うに終わったんだ
傷が癒える身体は今に使い切ったもんでして

天才でもない滑稽でもない役の意味なんて
生涯無様に半端を続けて悪にもなりきれず
自分で自分の慰め時だけ嫌を忘れるさ
なりだけ繕う汚い生になっちゃって

暗くなってく一人舞台で
今も自分の足の置き場を見失ってる
荒んでく　また眩んでく
ここじゃ迷路を抜けた先とかどこにもなくて

感じるのは何だ？　欲しいものは何だ？
見えない癖に行き場もないし今更どうすんの？
的外れってこと　笑いものってこと
知らないでいられる時間も終わりが来ちゃって

今じゃ好きと嫌いに理由は要るしその笑顔に金も要る
言葉の意味も違っているし正直者が煙たがれ
止まない雨はないってだけで病んじゃいけない風潮に
3秒先の台詞すらも出てこないな

目を塞いでも蹲っても
それじゃ何にも変わりゃしないと昔から知っている
見ないように逃げ続けただけの終着点の有り様が僕だから

暗くなってく一人芝居で
今も自分の足の置き場を見失ってる
真夜中の一人きりは
「これでよかったのか」とかグルグルばっかで

ライトの落ちた舞台で今日も劇は続いてく