1.はじめに(基礎知識)

 私たちが普段使っている「ドレミファソラシ」という音名は、イタリア語から来ています。
 それ以外にも英語名・ドイツ語名・日本語名があります。

 伊ラ・・・日本イ・・・英独A
  シ・・・  ロ・・・英B・独H(ドイツのBは♭シのこと)
  ド・・・  ハ・・・ C
  レ・・・  二・・・ D
  ミ・・・  ホ・・・ E
  ファ・・  へ・・・ F
  ソ・・・  ト・・・ G

 これらは、音楽では普段から使われていて、例えば調性を表すときに「ハ長調」とか「イ短調」などと言います。
 コードも「C7」とか「Am」とか言いますね。
 細かいことは話がずれるので省略しますが、「ハ」や「C」は「ド」のことを、「イ」や「A」は「ラ」のことを指します。


2.元ネタ(ハイドンの暗号・・・と本当に言うのか知らないが・・・。)

 ハイドン(1732~1809)没後100年にあたる1909年、フランスで6名の作曲家によってハイドンに関する楽曲が作られました。
 これらの作品を作る際、ある提案がなされました。それは・・・。

 ①A~Gと同じ要領で、H~Zにも音を当てはめる
  ラ・・・A、H、O、V
  シ・・・B、I、P、W
  ド・・・C、J、Q、X
  レ・・・D、K、R、Y
  ミ・・・E、L、S、Z
  ファ・・F、M、T
  ソ・・・G、N、U

 ②ただし、前述にあるように、ドイツではHはシ(B)なので、それに合わせる。(他のアルファベットは移動しない)
  ラ・・・A、    O、V
  シ・・・B、H、I、P、W
  ド・・・C、  J、Q、X
  レ・・・D、  K、R、Y
  ミ・・・E、  L、S、Z
  ファ・・F、  M、T
  ソ・・・G、  N、U

 ③これを元に「ハイドン(HAYDN)」を音階にする

   HAYDN
     ↓
   シラレソソ

 これで出来上がった「シラレレソ」と言う音階を使うように、と言うことでした。


3.やっと本題(初音ミクの暗号)

 日本のいろは歌で、上述の暗号と同じことをします。

  ラ・・・い、ち、よ、ら、や、あ、ゑ
  シ・・・ろ、り、た、む、ま、さ、ひ
  ド・・・は、ぬ、れ、う、け、き、も
  レ・・・に、る、そ、ゐ、ふ、ゆ、せ
  ミ・・・ほ、を、つ、の、こ、め、す
  ファ・・は、わ、ね、お、え、み、ん
  ソ・・・と、か、な、く、て、し

  ※ゐとゑは、現代仮名遣いでは使用されていないので、事実上空白。
  ※逆に、んは含まれていないが現代仮名遣いでは使用するので最後に付け加えた。
  ※長音は省略。小文字、濁音、半濁音は大文字や清音と同じ扱いにする。

 これで「はつねみく(初音ミク)」を音階にすると、

  はつ ね み く
    ↓
  ドミファファソ

 同じく「ほかろいと(ボーカロイド)」は
  ほかろいと
    ↓
  ミソシラソ

 となります。

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初音ミクの暗号

思いつきの傾向と対策で、今のところ備忘録。
いずれこれを元に作曲したいと思っている。
まあ、もうすでに誰か使っているかもしれないけれど・・・。

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投稿日:2014/06/14 23:09:14

文字数:1,262文字

カテゴリ:その他

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