アリア offvo

num

絡まった手を解いてる　
火傷の痕から血が出た
日々なんてただ地獄だし　恥ずかしい記憶ばっかだし
ドアを開ける手　震えてる
君の跡地に向かうから
僕だってこうなりたくて　なったわけでは無いんだよ

あのまま　月の裏を見れたら

今を　削ぐような思いだって
これから　生きていく指針だって
あれば　違ったんだろうなって思うよ

されど　寂しくもあるんだって
このまま　身を任せてしまえたら
いいって言った　痛い　言いたかったのさ
アリア

煮詰まった感情だけが
ひび割れた手に絡み付く
意地悪なことしないでよ　わずかに残った思い出に
永久に褪せる手　震えだす
忌の跡地に着いた日に
角ばったその記憶だけ　売ってしまっていいものか

あのまま　月の裏を見れたら
このまま　月の裏で待ってる

今を　嘆くように呻いたって
あの日に　死んでった思いだって
あれば　違ったんだろうなって言えるよ

ただ涙　落ちるような昨日なんて
そのまま　捨ててしまえよと言うなら
いいと言って　痛い言いたかったのだ
アリア