誰もいない街から出て行こう
星空に出かけると言って　後にした
小説も悪夢も　ここらで
栞を刺したら

緑と果実を日が照らしてる
君の伸びた手　僕追ってる
何年前の話だったか
無数の星をさ数えるみたいに

いい腐した　小噺もいい加減慣れたな
言い降らした　嘘すら程々にできたさ
君ならなんでも許してよ

いいかい、旅に行こう
信じ合え乗り込め
動物も森も　さあ
お別れかい？
そうだ、ここにはもう
2度とは戻ること
できないと気づいたのに

有象無象に行き来あってる
押して殺して人間様
これがさぞかし愉しいんです
暗闇に一つ書きこぼしてる

どうにも人事じゃ収まりがよくない
匿名信者が憚るしかない
この世の全てを知りたくて

どうだい旅に行こう
なんてね言えたら
火の海の山よ　なあ
なぜなんだ
どうか、神様よ
どうか戻してみてよ
この列車じゃ届かない

誰もいない街から出て行こう
星空に出かけると言って　後にしたい

いいかい、旅に出よう
生涯を駆けた先
めざすのは星さ　なあ
共に行こう
そうだ、土産はもう
列車には詰めたかい？
次は終点、リライド