ネクター -nectar- offvocal

ネクター -nectar- 歌詞

思い出せないもどかしさ
消えゆく感情の行き着く先は？
深く沈んだ記憶カタチですら
いずれ風化し塵となり
朧に抱いた夢すら
閉じ込めて仕舞えばどれほど楽か
有限が美しいのならば
自壊する前に超えてゆけ

知らずの間に跳ねる鼓動
余命わずかのモラトリアム
輪廻のエクソドス
未来と過去と共鳴させて

ネクターに溺れて　この街セカイを呑む
闇夜に紛れて吐息に酔う
甘い熱に焦がれ　禁忌を請う
歪なパラダイムと揺らぐ思考

脆く儚いソフィアの結晶
希望のステラで空打ち砕いて
咽せかえる愛にズレたハルモニア
行き着く先は生のプシュケー


時が経つほどに薄れていって
残るは彼方へのデジャヴのみ
底の空いた器に
記憶の雫を流し込む
そして喧騒のクローンに紛れ
アルコーンから逃げ出した先で
残骸を超え歴史を紡ぐ
そんな彼らと自分ヒトを捨てた

幻影に指を絡め──

ネクターを飲み干して　ただ面影を探していた
散った破片集め　手は虚空を切る
意味もわからぬまま　福音を求めて走りまわった
残っているのは守護の創痕

ただ独り息を殺す　終焉の世界マチにオーバーチュア
忘れられていくのなら何を望む？
何のために生に縋る？　誰が為に息を紡ぐ？
真似事の"ichor"で満たして