泣きじゃくる声も出せないのは
誰かの迷惑を考えたことと
きっととても聴くに堪えない声が
漏れ聞こえるのがつらいから
何も弾けないままの僕だった
曲も綺麗に作れないままだった
これからの僕ができる保障なんて
ないと諦めのため息をつく
咽ぶような声なんか
オフレコで済ませるはずの
たあいも無い話だと
誰かが言っているだろうけど
僕自身の胸の奥から
無理にでも引き出したカケラは
濁ったままに見えても
それが紛れもない僕だって
誰かがそんな惨めな僕に
声をかけてくれるのなら
その時は励ますのでなく
また いきどおるでもなく
どうか どうか そばに寄り添って
突き詰めれば欲しいものはなくて
ただ進むことが怖くなってしまって
閉ざすような真似が きっとあの人には
これっぽっちで? と笑われる
震えるような感情を歌う曲に
自分のこころを映して涙が出る
だから僕は壮絶な激情は
これっぽっちも抑えきれない
興味深いコミュニティにも
語彙もコミュももたない
僕が門を叩いたところで
支離滅裂になるだけ
だからきっと今も孤独で
それでいいのかわからなくて
結局誰もいないのに
何かが僕の心を押し上げる
ああ!
声が掠れてみっともないと
自分が一番分かっている
大した感情じゃないけど
守らせて欲しいから ずっと
誰かがそんな惨めな僕に
声をかけてくれるのなら
その時は励ますのでなく
また いきどおるでもなく
どうか どうか そばに寄り添って
00:00 / 04:14
ご意見・ご感想