現実逃避

　　　　　作詞：由輝子／補作詞・作曲：キンちゃん

あと少しだけ　少しだけ　少ししたらまた
現実を生きるから
あと少しだけ　少しだけ　今は少しだけ
あの人を思い出したい

あの人はただ　弱く脆い人
想い出のその中で　抱きしめるだけ　
それより強くは　引き留めてくれなかった

あの人はただ　気遣いすぎたの
口づけるその前に　ささやきかけて　
残酷な別れを　演じてはくれなかった

　それでも　愛してた
　同じように　弱い私と
　生きてくれた　歩いてくれた
　ずっと一緒に居たかった

まだ指輪だけ　指輪だけ　指輪だけはまだ
捨てることできないの
まだ許してね　許してね　だけど許してね
記憶が蘇っても

あの散歩道　角のパーキング
あの青いスポーツカー焼き付いている　
貴方の横顔新宿を明日通る

賑やかすぎる　地下鉄入口
大きくて落ちそうな　高層ビルと
小さくて静かな　私たち覚えている

　仕事は　どうですか？
　ちゃんとご飯　食べていますか？
　休めている？　ねぇ生きている？
　ずっと一緒に居たかった
　
　　それがただの　ただの傷の
　　なめあいだったとしても
　　貴方は私の　特別でした

もう　泣いたよね　泣いたよね　たくさん泣いたよね
少しだけ　逃げたよね
もう　聞いてよね　聞いてよね　今は遠い貴方(ひと)
もう私　元気になりました