彩翅カゲロウ【ハモリ有カラオケ】
僕の汚い本音を
濾過して掬えば
残るのは僅かばかり
優しさと偽善
君の美しい素顔を
鏡に写せば
見えるのは隠し通せなかった真実
キスの数だけ騙して
体温(ねつ)に浮かされる蜉蝣
夕闇の景色その瞳(め)に焼き付けて
二度と迷い込まないように
宵風に吹かれつつ君を抱(いだ)けば
もうそこは何もない
最果ての楽園
虚蝉カゲロウ 篝火カゲロウ
彩翅(いろはね)カゲロウ 消えないカゲロウ
信じることが出来ない【見えない】
僕が傷つけた【その痣に】
疑うことを知らない【触れたい】
君が傷ついた【触れさせて】
一人で生きていけない【生きたい】
僕に囚われて【逃したい】
二人の道を選んだ【過去の】
君に同情を【あぁ】
嘘の分だけ離れて
陽射(ねつ)に揺らされる陽炎
溶けて落ちる蝋の如く変化して
少しずつ消えてゆくように
雲を掴むような話だとしても
それ以外どうしたらいい?
巡り巡ってもう一度出会えたら
その時は僕のこと忘却(わす)れていて
鮮やかな彩翅の裏の毒に
侵されたふりをして
好きだと、言わせて
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