足掻いてもダメなら　寝てしまえばいい
それでもきっと　また歌いたくなる

夜の隙間でひとり　息を潜めて
「またダメだった」って自分を責める
画面の向こう　輝く誰かの
影ばかりをなぞっていた

空っぽの胸に火を灯しても
すぐに雨がぜんぶ流してく

叫びたいのに　声が出ない
螺旋を這って堕ちてく先で
まだどこかに　火がくすぶってる
その光に背中を押されてた

誰にも響かないってわかってた
それでも黙れば　もっと苦しくて
部屋の片隅で揺れてる声は
まだ叫びたいと泣いていた

誰かの評価も正解も気にせず
自分のためだと思えたなら

歌えなくても　歌っていたい
足掻いて足掻いて　届かなくても
できないままでも　声を鳴らせば
いつか響くこの胸の奥に

何度も何度も心が折れかけた
だけど　捨てきれなかったんだ
この痛みすらも自分の音だ

叫びたいのに　声が出ない
螺旋を這って堕ちてく先で
それでもまだ火は消えてない
だから今日も歌い続ける
声にならないこの歌を

ボクは　まだ　歌い続ける