Cherry Colors　作詞／作曲／編曲　サンペイタツロウ

陽のぬくもりが誘う　目覚めの春　咲いた薄紅の花は
朝の静寂に　はらり舞い　まどろむ世界を染める
夜雨に濡れたアスファルトに散り積もる刹那の差し色　吹き荒めば軽やかに踊る花弁

心浮かれ　夢も良かれ
咲き誇れ　いま　思い思いのそのフィーリング
流れ行く時の背を蹴り疾ろう　春の目覚めへ　君の許へ

ゆらめいて　ひらりひらり舞い落ちてゆく　水溜りの空へ
繰り返す約束の待ち人　探し彷徨う様に
きっと同じ空の下　君とまたいつか出逢える
幾度も散りては咲く　恋心よ

可憐なる花を象り　夢見るように恋の詩を口ずさむ
風の気侭に弄ばれて　散り散り　届かぬ声は消えゆく
行く宛てない嘘を笑うかのよう　吹雪く春色　風が満ちて　舞い上がる宙は果てなく

ここへおいで　僕を呼んで
物言わぬ木々　ひととき　歩み止めて
恋かわらず　然れど分からず　見えない君の心へ　答えを問う

きらめいて　憧憬の想い満ちてゆく　痛いほどの高鳴り
視界は潤み　そこに　愛しい姿を捉えて
震える声でもいい　言い尽くせない　溢れる愛しさを
届けよう　胸に積もる想いの花

いずれ命芽吹く春は過ぎる
始まるものはみな　やがて終わるけど
伝う想い　君が微笑う　触れ合う指が　枯れ朽ちるまで
その手を離さないように