ジャケット

駒組が済んだら仕掛けよう
何せ時間は有限だ

死んだ魚の目の黒い内に
探し出さなきゃならないから

採算度外視 万感な結末を、
燦々と愛の降る 顛末を、

頼りない物書きは
いつか折った筆を再び手に執った

到頭、捨て鉢の破戒僧
堂々巡り、繰り返す今日に
朦朧、もう気でも狂いそう
どうぞ、気の向くままに行こう

閉口したまま理想描く少年が
今更僕のこと祟ってんだ
夜更け書く文字の中身は
その声を写しただけの鏡だ

芍薬、牡丹崩す爆弾を
消し飛ばす 伽藍堂を御覧どう
吸って、吐いて、吸って吸って
肩の力は抜いてこうぜ

忘れたって消えちゃあいないぞ 
種火はまだ燃え続けている
尽きる様を黙って見てるか?

目抜き通りと縁遠い路地裏で
寂びた面ぶら下げどこへ行く
僕らいつも蚊帳の外 後の祭り
の筈が舞台の中心

砂漠を一人
他人の目に触れず
誰にも目もくれず ただ、
自分の目からは逃げられずに
行く君に良い一日を!

さあ、嘗ての君との戦いだ
ずっと前に置いてった君の呪いだ
扉を打ち破るのは誰か
気付きたがっている

いつか君がひた隠した言葉を
君自身に鳴り響いている警鐘を
君に知らすための一手
限りない輝きを!


引導、着火する導火線を
消し飛ばせ塵一つ残さぬよう
書いて、消して、書いて消して
文字の震えも愛してこうぜ

倦んだってやめれやしないぞ
時計の砂は落ち続けている
朽ちる様を黙って見てるか?

最高に美しい芸術を、目に焼き付けたいと叫べ
他でもない君自身の言葉が紙面から溢れ出て
大丈夫 僕らは人間だ
大丈夫 僕らは凡庸だ
大丈夫だからこそ僕らは貪欲だ


芍薬、牡丹 散らす爆弾を
消し飛ばす 伽藍堂を御覧どう
吸って、吐いて、吸って吸って
肩の力は抜いてこうぜ

忘れたって消えちゃあいないぞ 
種火はまだ燃え続けている
尽きる様を黙って見てるか?

「くたばる」まで黙って見てるか?

砂嵐吹き荒ぶ中を行く
死に切らぬ身体で着く
不自然にも木に成る林檎が目に映える
生き延びるため手が伸びる
その真紅を一口もぐより齧る
心の中では礼を言う
懲りもせず砂嵐の中また歩く 
旅は続いていく

00:00 / 03:59

ライセンス

  • 非営利目的に限ります

着火 inst

BPM 210

閲覧数:71

投稿日:2023/11/29 16:57:23

長さ:03:59

ファイルサイズ:7.6MB

カテゴリ:ボカロ楽曲

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