（司令）
突如として地球の遥か上空に現れた謎の物体。
通称、巨大怪星メガロドン。
今人類はこの物体によって存亡の危機に瀕している。
人間の歌声によって動きが鈍るというデータがある。
そこで我々は特殊な歌声をもつ少女を4名選抜した。

（司令）
「総員退避！総員退避！
地球に衝突するまでもう時間がない。
1号、2号、3号、4号。
よくきいて。
準備はいい？
巨大怪星に接近して至近距離で歌声を届ける。
奴が弱った隙に船の特殊装置でゲートを開いて、奴と一緒に船ごと異空間へワープする。
世界を救うために犠牲になってもらう。
説明は以上。総員、配置につけ。」

（1号、2号、3号、4号）
巨大怪星
まじやばいぜ
これは天命？
住処の運命

（司令）
「巨大怪星、その正体は15億年後の地球。
人類に見捨てられた朽ちた地球が、出ていった人類を探して、時を彷徨って、復讐しにきたのさ。
あれは我々の、この地球の未来の姿。老いた魂を癒せるのはお前たちだけだ。
歌いなさい！人類のために。これは我々の未来を賭けた戦い。」

（1号）
やりたくない。やりたくない。
やりたくない。やりたくない。
やりたくない。やりたくない。
やりたくない。やりたくない。
やりたくない。やりたくない。
やりたくない。やりたくない。

託されたのは、
地球の行く末と、
我らの未来。
突然に、
攫われた日常。
運命を今、
変えてみせる。
星へ！

当たり前の暮らしのため
文明の未来のために
地球と怪星を繋ぐのだ！
果てしない時を越えた罪を、
背負わされた罰を、
受け止めて
許しを請うのだ
遥か彼方の宇宙の
未来と過去と現在の贖罪を！
世界のために！

アルファ・ベータ
プロパゲーター
老いた星座
地球のせいだ

ああ 世界の行く末
知らない
この運命は
私の所有物

託されたのは、
地球の行く末と、
我らの未来。
突然に、
攫われた日常。
運命を今、
変えてみせる。
星へ！

当たり前の暮らしのため
文明の未来のために
地球と怪星を繋ぐのだ！
果てしない時を越えた罪を、
背負わされた罰を、
放り出す。
許しもいらない。
遥か彼方の宇宙の
未来と過去と現在、
罰を受けて消えよ！

世界など知らないから、
世界なんて滅べばいい。
怪星も地球もいらないわ！
果てしない時を越えた罪を、
背負わされた罰を、
放り出す。
許しも請わない。
遥か彼方の宇宙の、
未来と過去のしがらみ、
破り捨てて（自分のため）
歌うのさ！