『AllodyNier』BPM120

風の冷たさが
いつもとは違った
終わりがやってくる
奇妙な音を立てて
気付かなかったんだ
上から見下ろす
支配者のエゴに
今押し潰されそうだ

少しも
手が届かなくなる
僕等が描いた楽園
少しも
前が見れなくなる
顔上げる事が辛くて

僕等を支配してた憂鬱が
痛みを加速させる
刻まれる時間に
深く傷を付けられてゆく
喉まで出かかった言葉を
胃薬と飲み込んでさ
抗う事も無く
魂ごと擦り切れてゆくんだ

勉強をして
高くなった
視界から見えた壁の向こうは
エゴイストの七つの大罪を混ぜた物に
穢されて
人の事をさ
凡庸と言った
あの天才は
僕等よりも先に
心を突き刺すこの景色に
苦しさを感じていたのかな

少しも
手が届かなくなる
僕等が望んだ安寧
少しも
前が見れなくなる
目を開ける事が辛くて

僕等が見てたはずの幻覚を
知識が晴らすのなら
知らなかった時と
どちらが幸せだっただろう
無数のしがらみが絡まって
自由に動けないんだ
痛くて泣きそうだ
このまま僕等は消えてゆくのか

止まる事無く
過ぎる時間
こうしてる間にも
痛みが増えてゆく
きっと僕等は
助からないけど
ここで負の連鎖を
断ち切るんだ

僕等を支配してた憂鬱が
痛みを加速させる
刻まれる時間に
深く傷を付けられてゆく
それでも僕等は普通なりに
拙い思考巡らせた
僕等の時代で（え）
こんな痛い世界を終えようか