拝啓


そちらではうまくいっていますか? 
喧嘩などしていませんか?
あれから五年も経ちました 
私の背はちっとも伸びません

楽しいことも嬉しいことも ここには沢山あります
けれど一つ 一つだけ
酷く悲しいことがあります

私の中の記憶から少しずつ 
貴方が消えていっていることです

人の脳とは
新しい記憶ほど鮮やかに 古い記憶は隅に葬ります

貴方と過ごしたあの楽しい日々も
貴方に救われた暖かい過去も全部
少しずつ私の中から消えていってしまうのです

できるなら忘れたくなどないです
私は何としてでも
貴方との記憶と手を繋いでいたいのに
それを許さないのも残念なことに私自身でした

時を止めてしまった貴方とは反対に
私は確実に時を刻んでいます
秒針が進むたび微妙に変わる世界の中
貴方を求め続けています

貴方は今、笑っていますか?
それだけが私は気がかりです
どうか優しい貴方、そこで待っていて

私もいつかそこへ逝くから........

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拝啓、貴方さま

死んでしまったマスターへのお手紙。
ミクあたりを想像しながら書きました。

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投稿日:2008/03/10 17:51:33

文字数:427文字

カテゴリ:その他

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