悪魔が泣いた
もう疲れたんだよって
悪魔が囁いた
終わりでいいよって
俺はずっと戦ってきたのだから、
壊れるまで戦ったのだから、
もう、十分だろ
けど、結局は今までの積み重ねが今の自分で、
要するに、俺の自業自得なんだよ
責めるべきは自分なんだよ
あーあ、それでもやっぱり苦しいなぁ
お前は普通じゃないと言われた
自分の問題に他人を巻き込むなと怒られた
身内の訃報を知った日の事だった
涙が止まらなかった
震えが収まらなかった
食べる気力もなくなった
歪んだ世界の中で生きてきたから、
普通の生き方をしてこなかったから、
普通というものが分からない
それに気がついたのは、二十五歳の夜だった
とても寒い冬のことだった
俺はまた、独りになった
腹を割って本音を吐いた途端にこのザマだ
結局、痛みは人に見せてはいけなかったんだ
涙は独りで流さないといけなかったんだ
その事に、もっと早く気づくべきだった
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