女「男君、滑りにいこう!!」
男「……状況の把握に三分くれ」
女「その三分がもったいない!! リンクが私を呼んでるよ!」
男「つまり、スケートに行きたいと」
女「いえす!!」
男「女、お前スケートしたことあったっけ?」
女「……ない」
男「転ぶと痛いぞ」
女「……頑張るもん」
男「それに寒いぞ」
女「うっ……」
男「それでも行くか?」
女「……スケートがダメだったらドライブにしよ?」
男「……仕方ないな」
女「やったぁ!!」
*
女「どう、男君? この前男君が買ってくれた帽子だよ?」
男「というかお前、厚着過ぎじゃないか?」
女「寒いものは寒いの!!」
男「もう何も突っ込まん」
女「男君は良く平気だね 」
男「女ほど寒がりな人の方が少ないだろ」
女「そうかなぁ。でもスケートすればあったまるよね!!」
男「尻餅つきそうだけどな」
女「男君、これでも私、昔はテニス部だったんだよ」
男「関係あるのか、それ?」
女「男君、私の運動神経をなめてるな?」
男「まぁな」
女「氷上に咲く一輪の花、それが女だよっ」
男「分かった分かった」
女「きっと男君もイチコロだね//」
男「ほら、着いたぞ」
女「やったっ!!」
*
女「ひゃん!!」
男「予想した通りだったな」
女「何で男君は滑れてるの!?」
男「昔のカンかな」
女「優しくエスコートしてよ」
男「そう言ったのにお前が拒んだんじゃねーか」
女「だって滑れると思ってたんだもん……」
男「ほら、立てるか?」
女「立てなーい」
男「ホントか?」
女「だからお姫様抱っこして//」
男「こりゃ立てるな」
女「ばれたか」
男「まずは氷の上に立つことからだな」
女「そんな歌あったよね」
男「ほら手離してみろ」
女「こわい!!」
男「大丈夫だ。転びそうになったら俺が支えてやるから」
女「これからの私の人生も支えてね……?」
男「ふざけたこと言ってないで早く離せ。ほら」
女「ひゃっ……!! あれ、普通に立てるじゃん」
男「普通にやれば平気なんだよ」
女「私天才なのかも……」
男「じゃあ次、歩いてみるぞ」
女「男君、私は滑りに来たの」
男「まずは歩くことをやってみろ」
女「はーい。いち、に、いち、に」
男「出来そうだな」
女「ご褒美は?」
男「滑ったら、な」
女「それを聞いて私やる気MAXだよ!!」
男「じゃあ滑るぞ。右足を……」
女「……滑れてる!! 男君、私滑れてるよ!!」
男「馬鹿、前みろ!!」
女「ふえっ? ひゃん!!」
男「だから言ったのに。すいませんこいつが……」
女「ごめんなさい」
女客「全然大丈夫ですよ。何か微笑ましいですね」
男「そう見えますか?」
女客「見えますよ。じゃあ、気をつけてくださいね」
女「……男君を誘惑したな」
男「ぶつかりそうになっといてそれはダメだろ」
女「反省してます」
男「それに危ないだろ」
女「うん、身に染みて分かったよ」
男「じゃあもう一回滑るぞ」
*
女「楽しかった!!」
男「何だかんだですぐ滑れるようになってたな」
女「また来ようね」
男「その時はもう少し薄着で来いよ」
女「じゃあ暖かくなってから来よう!!」
男「そしたら氷が溶けるだろ」
女「あ、そか」
男「女とスケートの相性は悪いみたいだな」
女「ぶー……」
男「はは、さ、帰るぞ。母さんが鍋作ってくれてるぞ」
女「やったあ!! あ、いいこと思いついた」
男「何だ?」
女「私と男君でペア組んでフィギュアやろう」
男「却下だ」
fin
コメント0
関連する動画0
ご意見・ご感想