ふんわり甘い香りに誘われて
寸前見えない、内部深く眠る深淵を覗く
誰も知らぬ闇の向こう
何があるのだろう?
世界の裏側へと落ちる…
「何だい何だい、また何か落ちてきた」
「何てこった!今日は、なんと人が落ちてきた!」
「全く!急に降ってくるから、サボってるのがバレるとこだった!」
「手下ども!今すぐ茶菓子を用意しな!」
「不思議でしょ!あっち、こっち、行っても元通り」
「なぜならここは、全部、全部、嘘でできている!」
もう戻れないよ。ここからは抜け出せない
「そう、どこにも出口がないの」
嘘と嘘が絡まって、歪に調和している
「何も信じなくて良い」
「正直にならなくて良い」
「とても居心地いっから最後まで出らんなくて良い!」
「さあお茶会だ!」
世界が嘘で、自分が本当なのか?
自分が嘘で、世界が本当なのか?
信じてたい、自分のことだけは。たとえ世界中が全て嘘だったとしても!
(Step! Step! Step! Step! )
「胸に手を当てて」
「全部、全部、本当で、全部、全部、全部、嘘!」
合理的に破綻した全てを包んで
甘い嘘で、チョコレートのように。
「何だい何だい、絶対に帰るって?」「なんてこった!絶対絶対嘘はつけないって?」
「全く!こんな良いとこなのに!お菓子もあるし、手下もいるし…」
「それとも我々を、否定するのか…?」
否定されて当然
高圧的なその態度
必死に隠す本心
おばけがこわい程度!
なんだなんだやんのか?
お前だって態度がでかいぞ!
身の丈に合わない嘘はすぐバレる
「幸せなはずなのにどうしてか満たされずにここへたどり着く」
「嘘の中に眠れば救われると思わない?」
「ねえ現実はあまりにも甘くないでしょう」
「世界が嘘で、自分が本当なのか?」
「自分が嘘で、世界が本当なのか?」
「信じてない、自分のことさえも。きっと世界中が全て全て嘘だから!」
(Clap! Clap! Clap! Clap!)
「どこを見ているの?」
「未来も過去も、全部嘘。未来も過去も、全部嘘。」
「合理的に破綻した全てを忘れて、」
「嘘の中で踊る術を教えてあげる」
(何なんめっちゃ苦い味。。。食べられない)
(ここの住人の神経がわからん)
(挑発、乗るかそるかきっと試されている)
たくさんの絶望と わずかな幸せが溶け合った世界
吐き出してしまいそうなほどとっても苦い
素直になる勇気、正直になる勇気
弱さを認める勇気、醜さを受け入れる勇気
困った子...
台本通りに動かないなんて
ドロドロに混ざり合った嘘を溶かして
真実が全て 嘘のない世界は、間違いだろうか
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