ジャケット

街灯が溶け出す頃に目を醒ました
潮騒(しおさい)の音は止んだようだ
褥(しとね)に身を落とした儘(まま)
焦がれていた
遠い遠い死を願うだけ

太陽が怖いから目を閉じる
瞼(まぶた)の裏が寫(うつ)るだけ

春風が吹く夜空に群青色の彗星が
流れ着いた先の海が月を寫して笑っていた
街街(まちまち)の人々の列が途絶えた頃に出掛けようか
此の星々の灯りだけが
在れば良いのにと思っていた

愛憎が織り成す昨夜(よべ)を寄る辺と呼んだ
遠回りを繰り返した
息を吸う事もまだ儘成(ままな)らないから
苦しすぎて眠れないや

徒然(つれづれ)なる儘
昼も夜も無い世界で
死ねたらどれだけ良いか
思いながら今日を生きてんだ
努々(ゆめゆめ)届かない
此の歌聲が響くだけ
虚ろな空は愛(はけ)しく
また曖昧な朝が終わった

サーカディアン・リズムが
狂った手拍子に合わせて踊るんだ
ただ正しかった悲痛の音が
繰り返す日々を嘆いていた
吐き出された言葉のひとつが何時迄も刺さっていて
昼も、夜も、君も
もう居ないが
苦しい事は何も無いな

夕星(ゆうづつ)が空を埋め尽くした頃に
緩(ゆる)りと身体を起こした
遠ざかる夢の美しい景色に
希(こいねが)った死を辿るから

00:00 / 02:20

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • 作者の氏名を表示して下さい

インソムニア/初音ミク off vocal

インソムニア/初音ミクのoff vocalです。
YouTube https://youtu.be/mAsLrAbf488
niconico https://nico.ms/sm38676936

閲覧数:149

投稿日:2021/05/03 17:09:49

長さ:02:20

ファイルサイズ:4.3MB

カテゴリ:ボカロ楽曲

クリップボードにコピーしました