何時の間にか周りは暗闇
ワタシの骸(からだ)は豪華絢爛漆黒の寝台に横たわり
ワタシの瞳(ひとみ)は虚空をみつめる
不思議な世界 色とりどりの黒い世界
色鉛筆の黒のような壁 クレヨンの黒のような床
黒檀の黒のような寝台 墨汁の黒のような毛布
光の無い黒い世界 暗黒の闇の世界
だのにワタシの瞳はか細く真白い手を映し出す
全てが黒い世界の中で ワタシの存在は異端で異質で異様な存在
か細く真白い手足 罅の入った動かぬ手足
破れた服に蔽(おお)われた真白い胸は コードがずるりと外に出て
少し動かすだけで歯車がぼろりと落ちる
瞳の片方ぐちゅりと潰れ 一対の瞳は一つとなった
ボロボロに朽ち果て壊れた骸(からだ)のワタシ
自分では動くことも叶わない
ぶちぶちぶちぶち
コードがどんどん千切れてく
ワタシはワタシはワタシで無くなる
ワタシは消える 後に残るは壊れた骸(むくろ) 一体だけ
一つの眼を閉ざして 私は黒に染まる
これでワタシも黒い
色鉛筆のような クレヨンのような 黒檀のような 墨汁のような
それとも他のナニカのような 黒にワタシもなれたから
これでワタシは皆と同じ
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