ジャケット

日々は泰然(たいぜん)と緩やかに
崩壊を始めているの
まだ僕等は此の世界に獅噛附(しがみつい)て醜く生きてるの

屹度(きっと)目眩も終わるでしょう
酷く脆い体躯(たいく)を転がして
焦げたパンと上着の六ペンス
聲(こえ)も徐々(そろそろ)途絶える頃でしょう

綺麗事を並べ倒した
負の世界
塵(ごみ)のカトラリー
猥雑な蟹行文字(かいこうもんじ)が
事勿(ことなか)れ主義に溺れ溺れ

一途願いに染まる廻向(えこう)
密訴(みっそ)静寂(しじま)に響く私語(さざめごと)
消えた君の四分の三オンス
虚仮(こけ)も泥々溶け出す頃でしょう

彳(たたず)む言葉を
認(したた)めて歩いた
街は暗く淀み空眺める
僕等を殺した

アイニーアイニー歌っていた
君の顔が思い出せないや
愛に愛に縋ったって
僕が愛を知る筈も無いんだよな

タイニーでも良い前に前に
棄てられた此の世界を歩く
まだ僕らが居んだろ
なぁ

愚か愚か砕けた街灯りには
君が君が遺した巫山戯(ふざけ)たエポケー
ディストピアの都市に蠢く
誰も乗らぬ各駅停車が沈んだ

鬼さん此方(こちら)と手招く君は
朧気(おぼろげ)朧気もう居ないのに
聲が耳に残り呻(うめ)く
お前の番だと囁いた

デカダンスに浸った
衒学(げんがく)に
満ちたアロパシー
吐き出すは愛を模した蛆(うじ)だ
家畜かて罪を犯す犯す

いっそ世界を壊しましょう
酷く脆い街並みを穿って
爆ぜた億と千万の命も
昨夜(よべ)に続々(ぞろぞろ)堕ちて行くでしょう

遍(あまね)く命を
啄(ついば)んで歩いた
腹を満たす其の末には何も残らない

メイビーメイビー腐っていた
僕の顔が思い出せないや
銘(めい)に銘に違っていた
夢が叶う日が今も怖いんだよな

Stay in Memory 世界の解に
忘れられた僕達が叫ぶ
何時の日か響くんだと
信じて立って待ってんだって

世迷言を重ね宿した
其の刹那
命の波止場で
外郭(がいかく)が目を離した隙に
綻びて僕と共に壊れている

00:00 / 03:12

ライセンス

  • 非営利目的に限ります

Telos/初音ミク off vocal

Telos/初音ミクの off vocal です。

閲覧数:91

投稿日:2020/08/08 17:51:54

長さ:03:12

ファイルサイズ:7.3MB

カテゴリ:カラオケ/インスト

クリップボードにコピーしました