街が灰色だった。
 空が雲しかなかったからだと思った。果てしないモノクロームの景色が、電車を降りてから私が目にした全てだった。

 世界が終わる時はきっとこんな色なんだろう

 しかも、厄介な事にそれはたぶん私の気のせいではないのだ。
 だって私の気分も限りなく重かったから。


 気温が高く、湿度も濃い。括っていない髪が欝陶しかった。露出した腕に汗がうっすらと滲み出てくる。
 ジーンズが肌に纏わり付く心地がして気持ち悪い。
 それもみなフェーン現象のせいだろう。遠い九州の果てから、じわりじわりと、でも確実に、用意周到な泥棒のように関東に迫る巨体の渦。
 台風の目という表現が、実によく的を射ていて、気象予報に出て来るそれが本当に何かの怪物の目玉に見えてくる。何と言ったか、名前は忘れてしまったが、「ゲゲゲの鬼太郎」に出て来る西洋妖怪の親玉の姿が脳裏を過ぎる。

 そんな事を考えている内、仕事場に到着した。

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  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

よくわからないなにか

SSのようなもの。

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投稿日:2009/03/23 03:16:47

文字数:420文字

カテゴリ:その他

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