''大人になりなさい''の一言で
僕らまた一歩子供に近づく
しょうもない事で悩んでは
夜の街に繰り出してく

国会中継とか酒の匂いでさえも
僕の中に入ってくるんだ
この青春がもう長くはないと
ぼんやりそう思っていた

街灯の灯火が点々と 僕の身体を包み
魂が抜けたように軽くなって
何処へでも行ける気がしていた

否

当然悄然 何も変わりやしない
僕らが何をどう足掻いたとしても
もう 必然的に時は過ぎ去るのみ
だから もういいじゃんか
終わりにしようぜ


''大人になりなさい''の一言は
独りでに猶予期間を定める
哲学的ロマンチシズムは
僕の中でとっくに終わってんだ

大人なんて嫌いだ 大人なんて大嫌いだ
今も尚大人になってく 僕のことが一番嫌いだ
言うこと聞いときゃいいとか
そんなの子供のまんまでいいじゃん
だから''大人にならない''と言った
僕に差し迫るタイムリミット

出した答えは、、

当然悄然 何も変わりやしない
僕らが何をどう足掻いたとしても
もう 過ぎ去る時をただ見つめてるだけ
だから、だから、

突然蒼然 全てが変わりだす
僕らが何を考え 何を感じても
もう 惰性の赴くまんまに歩くだけ
だから もういいじゃんか
終わりにしようぜ

だから もういいじゃんか
大人になろうぜ