目覚ましが鳴る薄暗い部屋
今日も欲しくもない今日が始まった
君の温もり一つ 拾えなくなった
全部夢だったのかもなんて思うんだ

世界はいつも通り 僕もいつも通り
きっといつもと違うのは君だけなんだ
頭の中ぐちゃぐちゃで
零す言葉めちゃくちゃで
君だけが ただ君だけが
思い出せないままなんて

どうせ運命なんて残酷で
いつも良い結果とは限らない
たとえどんなに良いと思っても
1秒先で全部壊れてる
ねえ神様どうか返してよ
いつも通りの日々を返してよ
夏の炎天下でも手を繋ぐ
「暑いね」って笑うあの子を返してよ


一人踞る薄暗い部屋
今日も苦しいばかりの今日をやり遂げた
君が好きだと言った 変なキーホルダー
ずっと捨てられないままで バカみたいだね

世界はいつも通り 僕はいつも通り？
今日もいつもの時間に目覚ましをセット
目の前はぐちゃぐちゃで
記憶さえもちぐはぐで
君だけは ただ君だけは
笑っていてほしかっただけだ

どうせ運命なんて残酷で
酷い結末ばっか残されて
たとえどんなに足掻いてみせても
這い上がった先でまた落ちていく
ねえ神様どうか返してよ
いつも通りの日々を返してよ
冬にマフラー頭から被る
「寒いね」って笑うあの子を返してよ


ずっと君を守ると誓った
心の底から愛していたのに
風が吹いて消える君の香り
もう変わらない君のその笑顔
ねえ神様聞いているんだろ？
なんで僕だけ残していったの？
少し不器用だけど前向きな
楽しそうに笑うあの子を

どうせ運命なんて残酷で
いつも急転直下 予測不能
たとえどんなに強く願っても
握る手の中 何も残らない
ねえ神様どうか返してよ
いつも通りの日々を返してよ
朝に弱い僕の頬をつねる
「おはよう」って笑うあの子を返してよ


目覚ましが鳴る薄暗い部屋
今日も欲しくもない今日が始まった
君がいなくなって広くなったベッド
全部夢だったらいいななんて思うんだ