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Windolls
私どうやってもどうして
何もない何もない
ノートの端を捲る
薄明かり中
落ちたメガネを拾い上げて
予想してた結末を
雨に濡れたポストは
何もないとどいてない
蝋燭に火をつける
薄明かり中
閉じた瞼を開き直す
左のまつ毛に痛みを灯した
橙色のカーテン
開いた窓際には
雨に濡れた黒猫が
たった薄明かりの中
訪れた部屋に書く
あの日見たこと
目の前映る季節彩る
閉じた窓を開けた
青い空に滲む
黒猫が問う
呼吸を深く
ああなんて広い
目の前映る私頷く
こんな切ない時代に
芽生えた花彩る
不可思議な街
伸びた影を
切ない空にのせる
反射するレンズ
少し伸びた前髪を
かきあげ呟く
私は気まぐれみたいね
さっと伸ばした
ノートに手をあてる
あの日書いてた言葉は
今では手探りこのまま
溺れてくように
永遠の夢を見る
目の前映る私俯く
こんな切ない時代に
芽生えたに花に宿る
黒猫が問う
伸びた影に
気づかないように書き留める
澄みだした空 間違っていたようだ
ここには何もない
バカみたいだ
ありふれたことを捨て去る
したのに
目の前映る私頷く
こんな切ない時代に
芽生えた花彩る
不可思議な町
伸びた影に
見つからぬように
季節彩るあなたに捧ぐ
こんな広い世界に
芽生えた想いに宿る
黒猫が鳴く
変わる未来
夜空に穿つ
目の前映る私に灯る
こんな切ない世界に
芽生えた花に託す
黒猫は泣く
「それじゃまたね」
滲んだ空に消えてゆく
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