正義と悪
正義の味方って、どんな人?
悪党になる人って、何が悪?
この世界に、正義も悪も存在しない
そもそも、正義とは何か
その定義は一言で片付く
「道徳に反しないこと」
悪はその逆
だが、一般的な正義と悪には、その境目がわからない
こんなにはっきりした言葉で表されているのに、その境目は曖昧だ
例えば、ここに二人の農家が居たとする
一方は肥料も農薬も使わない
もう一方は肥料も農薬も使う
そして、それぞれ農作物を栽培し、販売する
どちらが正義でどちらが悪か、果たして言えるだろうか?
真逆の事をしているのに、この中に正義も悪もない
どちらの農家も、それぞれのやり方で農作物を栽培している
これは、それぞれにとっての正義に従った方法ではないだろうか?
それぞれの信じた正義に従った方法ではないだろうか?
だから、それぞれがお互いのやり方を見た時、相手を悪だと思うのだ
人は、自分と反対である者を悪と定義する事がある
それが本当に正しいことでも、それを悪とすることがある
かの有名な地動説のように
ともすれば、今世界的に悪と言われ続けている、テロリストや独裁者は悪にならないのか?
これは、私個人の考えだが、悪にはならない
それが彼らにとっての正義だから
しかし、もしそれが単なる欲望だとしたら、悪か否かではない所に問題がある
人は、他人の正義にとやかく言える権利はない
それが、人権だと思う
もし、この世界に正義と悪を定義するなら、みな悪になるだろう
人間は、一個人としても、人類としても、罪人だから
私も、例外ではない
この世界に、正義と悪を定義することは間違っているのかもしれない
考え方が一人一人異なる人間
正義と悪は裏表、紙一重
それを考える人によって答えも程度も価値観もばらばら
最初に言った、「道徳に反しないこと」は、私達にとって、どのような意味があるのか
最後にそれを書きたい
これはただの推測であり、想像だが
人間がそれぞれの正義に従って動いたとしたら、どうにもならないくらい、世界は壊れる
少なくとも、ほぼ全ての人間に共通する正義を、道徳として法律のような物に集めたのだろう
だが、それも完全ではない
それが人間というものであり、そうでなければ人間ではない
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