
ヒュールリ また花火が上がってく
ヒュールリ 花火が落ちてく
バラバラになった火花は再び
出会うことはないのだろうか
豪華な熱帯夜の中心で、ただ騒いでいる少年を、
ベンチから眺めて、また夏を思い出せた
「消えるのが僕ならばよかった?」訳ない
生ぬるい風が頬を撫でていく
微かに夏の匂いがした
ヒュールリ また花火が上がってく
ヒュールリ 花火が落ちてく
バラバラになった火花は再び
出会うことはないのだろうか
そのまま時間が止まればいいと 僕は思えない
人は終わりあるものにばかり 心惹かれるのだから
「消えるのが僕ならばよかった?」訳ない
生ぬるい風が頬を撫でていく
微かに夏の匂いがした
消えていく記憶がまた一つ増えてく
それも美しいと誰かが笑った
声は花火にかき消された
ヒュールリヒュールリと花火が上がる
ヒュールリヒュールリと花火が落ちる
そんな夏の話
00:00 / 04:00
クリップボードにコピーしました
ご意見・ご感想