-さま-さま-
遠くなるホウキ雲 日射しはもう近く
普段の2倍くらい プライド捨てて行こう
目と目と目と目でコンタクト
グラグラと思いは遠回り
口を開いても意味がない
つつがなく僕らはすれ違う
曖昧な君の手を取った
張り合いがないのは気のせいかもね
43度のアスファルト
逃げ水呼び込み ほどほどに手をかざそう
健気で可愛い君だって
夏の上では ほら ひとりぼっち
乾いた夢の真ん中で
水彩画みたいに絵筆が動くの
一面真っ赤に染まったら
思いがけず僕は声を漏らす
君の耳に届かぬように
少しだけ顔を背けて歩き出す
もうすぐ八月が来るよって
見えもしないのに目を凝らした
飲みかけのソーダに映る入道雲が
ひとつだけ揺れていた
大きな目印になるよ
何年後からでも見えるんだよ
空気を憶えておいてね
明日になったら忘れてしまうのかな
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