歓声は、もうとっくに聞こえなくなって
息を飲み込んだら、塩辛い味がした
僕を睨んだまま、バッターボックス
土を蹴飛ばして
バットで指し示した方
「入道雲まで飛ばそうか?(笑)」
何度も、君みたいになりたいなって
願ってなれないのは、僕が君じゃないから
ただ遠くから、君を見てるだけでした
触れたら遠ざかるかな?
どこにいるのか、分かんないや
30.0℃の熱が、陽炎を揺らして
あれは、四番 「壁」と呼ぶに相応しい
なら、立ち向かっていくだけさ
これはきっと、君のサックスフォーンの音かな?
金属音鳴らさないように
息が詰まるような、空気に慣れた。
最近、敬語でしか話していないな
皆、平気そうな顔をして辛くないのか……?
銀ぎら銀の光で、もうダメそうだな
九回裏、二死満塁
ここで打たれるには、負けるには早すぎるわ
何千回、何万回したか分かんない反省会
誰にも言えない、泣いた夜を越えて
(未来に期待して、描いた世界は)
(痛いくらい泣いて、書き足しては消した)
後ずさりしても、ふと後ろを振り向いても
君は笑顔で背中を押してくれた
あゝ
一人じゃたどりつけない場所へ
白線のような一球を投げた
昨日の自分よりも少しは
格好良くなれてたら良いな
00:00 / 04:20
【OffVo】白線と一球
Music:魚井カズキ
Vocal:闇音レンリ
ニコニコ動画【http://www.nicovideo.jp/watch/sm31545154】
Youtube:【https://www.youtube.com/watch?v=pUer2Ez1agQ】
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