雪の降るこの星でただ一人
愛なんて知らないまま生きていた
白い大地の奥底では安らかに
たくさんの命たちが眠っている
春は永遠に訪れないまま
凍えそうな寒さが私を突き刺す
この世界のどこかで一輪の花が
咲いているのならいつかあなたに逢いたい
餞の贈り物を添えながら
凍てついた思い出を掘り起こす
最果てへ行くための道はまだ
こんなにも遠すぎて見えないまま
春は永遠に訪れないまま
凍えそうな寒さが私を突き刺す
この世界のどこかで一輪の花が
咲いているのならあなたに逢いたい
太陽さえ見えないこの大空に
誰にも届かない祈りを捧げる
いつの日かこの星に数え切れない
花が咲くその時まで
私も目を閉じ眠ろう
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