あんなに強く抱いていたはずの温もりは、いつの間にあんな遠くに消えてしまったんだろう。
思い出すたびに「分からない」と心が自分を守って、それでも襲いくる自分の情けなさに叫びだして、なにもかもから逃げたくなる。


大事にすることが難しいなんて知らなかった。
愛しさを持て余すことしか出来ない自分はいかに子どもだったのだろう。
溢れだしては拭うことさえ億劫になる涙。
君と選んだ二人掛けのソファを見やる。
あぁ、こんなに広かったんだ。


ねぇ神様、一度だって信じたことはないけれど、今回ばかりは聞き入れてよ。
今ならきっと、ずっと離さない、大事に出来る。
そんな根拠もない想いばかり積もってもう抱えきれないから、どうか笑顔の君の隣りに僕を連れて行ってよ。


今さら、と君は笑うかもしれないけど、僕は本当に君と繋がっていたかった。
歪にもつれあった運命の糸ってやつはそのまま解けなかった、そんな哀しい想いさえ僕はこれからも持っておくから。
だから君は、僕の知らない笑顔で、僕の知らない誰かの傍で、ずっとずっと幸せであって。


宇宙からすればちっぽけな君と僕の物語は、もうおしまい。
では、お元気で。

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

これで、おしまい、さ

気持ちが高ぶって初投稿です。

【巡音ルカ】Just Be Friends【オリジナルPV】(http://www.nicovideo.jp/watch/sm7528841
作詞/作曲 : Dixie Flatline様
PV制作 : ゆのみ様

の自己解釈文章となっています。小説とは言えないただの稚拙な文章になってしまいましたが、とても好きな歌なので最初は絶対にこれだと決めていました。自己満。

閲覧数:200

投稿日:2010/01/22 15:37:58

文字数:500文字

カテゴリ:その他

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