記憶と感情（inst ver.)

この物語は１bit
モノクロに見えるから　
今は 消えない　
いや、消えられない
「ねぇ、」

誰もいらないから
使っては捨てられる
ボロボロになっても私は
誰かのためになりたい

燃え尽きて　なくなれば　いいのにな
なんて思ってたのも束の間
落ちた涙の理由も分からない
私に向けられたその
感情(ひとみ)はなんですか

「聞こえた君の言葉(データ)は
　僕のなか　ぐるぐる巡る
　それは信じてもいいですか？」
(あぁ、くるくるあたまのなか）
「僕は」
　僕は　

毎日毎日辛くはないけど
どこかチクチク痛むのなぜ
愛されてはダメですか

あなたの言葉が
心(きおく)から離れない
それを信じてみるから

伝えた愛の言葉(データ)は
君のなか　ぐるぐる巡る
消えたい逃げたい思いはない
(あぁ、くるくるあたまのなか）
君が君が
笑うなら
今日も明日も話せるように
好きなように
泣いて笑って怒って喋って
生きていくんだ

この物語は8bit
色がつく
まだここからだ
だから　伝えたい
いや、伝えるよ
さよならじゃないから