ぎざぎざの街並みに　抜け出した窓
誘うように揺らすのは　ココロの尻尾
欠けた月　真正面に　舌を出したら
「追い駆けて。」仕掛けるの　温いイタズラ

飾りじゃないなら　今夜魅せてよ
首元をキツク　押さえるように
苦しいくらいのハート、頂戴
鳴いても　頬っぺたは濡らさないから　早く

退屈ばっかの日々を染めて
その愛だけが　本当でいい
君の嘘に「捕まっちゃった」
ウソツキなんて今更でしょ？

明けだした街並みに　舞い戻る窓
覚める前に噛みついた　キミの指先
駆けた夜も知らないで　爪を立てたら
零れてった白い跡　それもイタズラ

気紛れだな、なんて　どっちのことだか
こんなに私を振り回して
苦しいくらいのハートを撫でてよ
夜毎の夢遊病　叱りつけて　早く

逃げ出したら　ほら　簡単に
行けてしまうの　どこまでだって
何度仕掛けて　空回って
駆け引きさえ　上手くいかない

飾りじゃないなら　今夜魅せてよ
首元をキツク　押さえるように
苦しいくらいのハート、頂戴
窓の中のキミにだけ愛されたいの

ココロの尻尾、見透かされた？
キミの月に息が止まる
そんな瞬間がただ欲しくて
爪を立てて　窓を越えて