Drifter
優しかった
あの頃の世界が愛おしくて
乱れ咲く桜の下で笑いあったね
今はもう拙い記憶も亡くなって
砕け散った「ナニカ」を探す
あたしは漂流者
汚れた 道しるべに矢印は無くて
ただ一言 「愛してた」と彫ってありました
遠い記憶は砂みたいに溢れ落ち
土砂降りの雨と混ざりなくなるでしょう
赤い月と青い太陽は混ざりながら
紫の海に沈んでいく
全て 全てが少しずつ消えて
ただ綺麗な空だけが残った
そして私はこの世界造る
何もない真っ白なキャンバスに
風と緑と海と星空を
思うまま 鉛筆を走らせて
もう一度君と抱き合いながら
一緒に笑って過ごしたいな と
なにがいいのかわからないけれど
私はこの場所に桜の樹描く
1人公園のベンチに座りこみ
架空のカメラを撮る仕草をしてた
行き交う人は無邪気に笑っていて
私はここが好きになれそうな気がした
黒い7月はジョークに変わり
新しい未来が来る予感がしてたけど
凪は刹那に襲いかかり消えて
叫んでいた また壊れて消える
天使が闇の端に舞い降りて
アドルフの生きる世界を見せた
祈りは全て全て消されてた
とても大嫌い嫌いな世界!
消しゴムを使って全て消す
もう一度理想の世界造る
好きな友達と家族と街を
泣きながら虚しく描き続けた
私の描けなかった「あのひと」は
何処かで幸せになってるかと
なにがいいのかわからないけれど
私はこの場所に桜の樹描く
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