こころのすな

明日は入学式。
今夜はなかなか寝付けないや。仲の良かったみんなと、違う学校だから
ちょっと不安だけど。新しい学校でがんばろう。

ベッドをそっと抜け出して、夜空を見上げる。
星座なんてちっとも覚えていないけれど、なんとなく目につく
あの星。今日はなんだか自分を応援してくれている気がするよ。

…


朝ごはんも食べた。書類も全部かばんに入れた。
ちょっぴり念入りに顔を洗った。

よし。がんばろう。

「いってきまーす」

「ちょっと、かばん忘れてるわよっ」

そんな娘の桜の頃の思い出を、アマチュアバンド風味で。

はじめての作曲なので、お聞き苦しいかもしれませんが、
学生時代を想う時間をしばし頂けたらと。


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【歌詞】

またたく星のかけらに　ほら届けこの想いよ
こころのすなひとひら　まぶしく輝いていてね

桜舞う道のむこう　初めての教室
期待を不安抱きしめ　静かに決意固めた

ためらいがちな呼びかけに　振り返った　その時が
初めての出会い　はにかむその横顔に惹かれた

止められない鼓動と　熱くなる頬隠せずに
その言葉で気がつく　私の席は一つとなり


季節外れの雪の中　ため息も白くて
きっかけはささいだけど　大切な私の気持ち

前をゆくあの人に　振り返って　欲しかった
初めての気持ち　なぜだか胸の奥が苦しいよ

止められない鼓動と　熱くなる頬隠せずに
勇気だして声かけよう　駅まで一緒に帰ろうって

またたく星のかけらに　ほら届けこの想いよ
こころのすなひとひら　まぶしく輝いていてね